APD塾(7/21) ご報告
7月21日日曜日、青森市しあわせプラザで「APD塾」を開催しました。
想定を上回る50人以上の参加があり主催者としては嬉しい反面、
席が足りなくなりご不便をおかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。
今回のAPD塾は、講師に青森県立中央病院 耳鼻咽喉科頭頸部外科・長岐 孝彦部長
弘前総合医療センター 言語聴覚士・山田 大介主任をお迎えし
APDをより理解するための講話をいただきました。
長岐先生には、専門的な立場からAPDとは何かを詳しくお話ししていただきました。
今年3月にAPDの診断の基準が出来たため、今後弘前大学病院でAPDの診断をしていく体勢が出来ていくとのことです。
おそらく来年には出来るのでは無いかと希望的観測ですが,,想像しています。
写真)県立中央病院 耳鼻咽喉科頭頸部 長岐孝彦部長
弘前総合医療センターでは、APDの患者に対して、リハビリを行っていて
たとえば聞き取る訓練(メモを取るなど)だそうです。
仕事や生活に役立つ聞き取りのテクニックを身につける訓練とのこと。
県内の開業医からの紹介状があれば、リハビリを受けられると言うことです。
写真)弘前総合医療センター 言語聴覚士・山田大介主任
今、青森県のAPD事情が大きく前進していると感じます。
その一つが、APDの診断を弘前大学で出来るように進めていること、
そしてその後、リハビリで生活の質を向上させるという 治療的介入を本格化させようとしている。と言う点です。
リハビリは弘前だけでは無く県立病院でも行えるようにするとのことです。
そして大きなニュースとしては、
すでに八戸市民病院がAPDの確定診断(診断書作成)と、
患者に対してのアドバイスなどを行っていて、
開業医からの紹介状があれば診ていただけると言う情報が入りました。
県南地方の方は、八戸市民病院に相談してみたらいかがでしょうか・・
当事者がスルーされなくなる状況が出来つつあります。
今回東奥日報さんにAPD塾の記事を出していただけたこと
またNHKさんにも当日の様子をニュースで取り上げていただき
たくさんの人に知っていただく事が出来たと思います。
今回、専門家として長岐先生、山田先生の貴重なお話を聞くことが出来ました。
そしてたくさんの当事者やご家族、
そして医療関係者、行政、市議など多くの参加者に支えられてAPD塾を終えることが出来ました。
主催者として心から御礼申し上げます。
聴覚情報処理障害あおもり当事者の会
代表 猿ヶ澤 誠
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